『よしりん辻説法⑤恋愛論』の感想、
公論サポーターメーリスから、
今日もご紹介します!
こんばんは!関東支部モグです(^^)/
遅ればせながら、よしりん辻説法⑤恋愛論 感想です!
全編通して思うのは、すっっごく深いことが語られているのにギャグ満載でライトな語り口なので読みやすい、いや、読みやす過ぎる!ということ。あまりにサラリと読めてしまうので、名言の数々にそうとは気づかず読み落とす危険あり。
よしりん先生の言うように「わしって屁が漏れるように名言を漏らすのよね」状態。
何度読んでも新しい気づきがあったり、数年後には違う感じ方をすかも?!という期待を抱かせてくれます。
今後も味わい尽くし、しゃぶり尽くしたい作品ですね!
恋愛とは狂気。美しいというよりは危険なもの、むしろ醜悪なものと達観した視点で語られる恋愛論は新鮮で痛快、そしていろんな意味で優しい。
「綺麗ごとを排除しなければ本質は見えない」という、よしりん先生の作品に通底している姿勢がこの恋愛論にもズドンと貫かれていますね。
どの章も味わい深いですが、一番引っかかったのは【天秤】〜すべての乳はブルースに通ず〜でしょうか。(まず、このサブタイトルがふざけ過ぎてて好き(^^♪))
恋愛においてよく噴出する「私と仕事どっちが大事なの?!問題」について語られています。
よしりん先生がどう語るんだろう?と最初から一気に引き込まれました。
嫉妬に狂い「私と仕事と…」とのセリフを吐いた後、散々ゴネたあげく彼氏を欠勤させた女性のエピソードに「あまりにわがままな女性ですね」というりか坊さん。それに対し意外にもよしりん先生は「そうかなぁ、可愛〜いと思うけど…」と言います。
結論として、このようなセリフが出てくる「不安定さ」こそが恋愛である!との説法に、深く深く頷きました。
犯罪レベルのことをやってしまったらシャレになりませんが、こんなセリフを言ってしまうくらいは可愛いもんだと私も思います。
逆にこのセリフ、1人の男性にずーっと言い続けられるもんでもありません。(一生、言い続けてたらそれはそれで逆にすごいけど)
恋愛にトチ狂えるのって、長い人生から見たらほんの一瞬。人生の中で一瞬でも1人の男性(女性)にトチ狂うことができたなんて、素敵だと思うのです。その醜さ、不安定さこそが人間らしさであると思うので、渦中はつらいけれど、思い返せば人生の彩りになってくれる出来事だと思います。
「私と仕事、どっちが大事なの?!」…言われたことあるか〜?と意味なし芳一が問う最終コマ、ドキリとさせられますね。
言う方も言われる方も恋してる(されてる)って感じで素敵じゃないですか。
こんな深い説法が詰まった恋愛論、もうメッチャ好き!
今回も深オモロイ作品をありがとうございました。
綺麗ごとを排除したら、
その先に見える狂気に絶望して
ニヒリズムに浸って
それを「達観」だと言っちゃうのが
お決まりのコースのような気がするのですが、
決してそうはならないのがよしりん辻説法!
人生を本当に味わいたい人は、
読むしかありません!!
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